ツボを使ってセルフケア
今皆さんが当たり前に受けている医療が発達していなかった昔。中国発祥で東アジアで発展した東洋医学は、気の概念に基づいた考え方でした。
「気」って怪しいですが、元気の気、やる気の気、エネルギー、と思って貰うとわかりやすいかもしれません。
気はある一定のルートを通り、それぞれ意味をなしています。(その気がうまく通れないと不調を起こす)
そのルートに沿って存在する気の出入り口である場所を刺激すると痛みが軽くなったり、無くなったりする。自分だけだと思ってたら、あれ?あなたも?みたいな感じで肩凝りにはここ、腰痛にはここ。という統計が確立されたのがツボになります。
ツボを刺激すると気の流れがスムーズになり、ルートに関係する内臓にまで影響し、身体が整って健康な状態に。だから東洋医学は根本治療と言われます。(原因を排除するのではなく、人を全体的に診て身体のバランスをとる。ツボというポイントは現在世界的にも認められていて、WHOにより定められています。
基本的には腰に効くツボは腰、肩に効くツボは肩にあるのですが、私はもう少し全体的に捉えて使うツボを決めるので、首や肩が痛いとおっしゃる方に腕や脚などのツボを利用する事も多いです。ツボを鍼で刺激する事で身体j知覚神経を通り、脊髄→脳へ伝わり様々な変化をもたらすのが鍼灸の面白いところ。です。
ここ数年、眼精疲労の人が本当に多いのでセルフケアで使えるツボのご紹介。
「攅竹(さんちく)」
眉頭にあるツボです。眉毛の内側の端(眉頭)に人差し指を置き、そのまま優しく少し左右に動かすとかすかに凹んだ場所。そこを下から上(眉毛、おでこに向かって)に指で押してみてください。
※擦ったり強く刺激し過ぎないように。
ツーンとする方も多いと思いますが、かすみ目や眼精疲労の方は、5〜10回を目安に押してみてください。目が充血している場合は冷やして、疲れ目の場合はホットタオルや市販グッズを使って温めてもok
そしてスマホ、PCの時間を少しでも減らすようにしてみてくださいね。