サロンには何かに頑張っている方が来てくださいます。
・スポーツを頑張っている人
・お仕事を頑張っている人
・勉強を頑張っている人
それぞれ頑張っているものは違いますが、頑張っている人程、なかなか心と体の休息をしっかりとれず身体ががちがちになりがち。
特にお忙しい方々は、背中から肩・頸にかけての筋肉がかたいのですが、呼吸に関わる筋肉や、肋骨に付着している筋肉などが硬くなると呼吸も浅くなります。
鼻から吸う大きな深呼吸をしてみてください。胸郭部（肋骨）が動き、肺にたくさん空気を取り入れようと動きますよね?その時、呼吸に関わる筋肉が硬いとたくさんの空気を取り入れられません。
深呼吸をしてみて初めて気づく方も多いのですが、私達は毎日深呼吸を常にしているわけではありませんが呼吸はしています。その際もやはり筋肉が硬い事で知らない間に呼吸が浅くなっている事があります。
また、心理的に緊張や不安感を感じている時も呼吸は浅くなります。
一時的に呼吸が浅くなることは生理反応なのでいいのですが、常に浅い呼吸だと身体の隅々まで酸素を届ける事ができず血液中の酸素が少ない状態になります。こうなると交感神経ばかりが働き眠りが浅くなってしまったり様々な影響を及ぼします。
まずは呼吸に意識を向けてみて、今の自分が大きく息を吸い込む事ができるか（背中や頸などに突っ張り感を感じないか）を確認し、もし違和感を感じるようでしたら何回か深呼吸を続けてみたり、ストレッチをしてみてください。
ストレッチも伸びてるな。と感じたところで息を吐きながら伸ばすとよりストレッチ効果が高まります。
よくわからない方は寝転んだ状態で胸の上に軽く手を置いて、その手が呼吸と共に上下するか。を確認してみてください。
あまり動かないようであれば呼吸が浅い証拠です。この状態でもできるだけ胸（肺）にいっぱい空気を入れるイメージで深呼吸を何回かしてみてください。段々動くようになってきます。
こうして深い呼吸ができるようになれば、自律神経も交感神経から副交感神経に切り替わりやすくなります。
ヨガやストレッチのような動きと呼吸を合わせるのもお勧めですが、もう1つアロマを使用する事もお勧めです。
香りがあると、香りを嗅いでみようと空気を吸うので呼吸のきっかけになります。いい香りだな。と思いながら深呼吸をする事でリラックスし、スムーズに眠れるようになります。また、日中は脳がすっきりしリフレッシュになります。（日中は気分が明るくなるような香りを嗅ぐのがお勧めです）
身体がこわばっているくらい呼吸が浅くなっている人は鍼灸と鍼のコースがお勧めです。皆さん、「呼吸が浅いとは感じていない」と仰いますが、ケア後「凄い!息ってこんな深くできるんですね」と正しい状態になって初めて気づく方もいらしゃいます。
呼吸に意識を向け、浅い呼吸になってきたなぁ。とか寝つきが悪いなぁ。とか背中が全体的に張っていると感じる人はお気軽にご相談ください。